更新日: 2026-07-18
OneDriveの雲のアイコンが「同期保留中」のまま動かない。急いでいると、表示に出ているファイルを削除したくなる。
「TMPなら消してよい」とは限らない。Microsoftは、使用中か分からないTMPファイルを削除すると、作成中のデータを失う可能性があると注意している。先に原因の候補を狭める方が安全だ。
| 画面・ファイルの状態 | 最初に確認すること | 避けること |
|---|---|---|
| 同期保留中だが原因のファイルが見えない | エクスプローラーの「表示」から「隠しファイル」を表示 | 見えないままOneDriveフォルダー全体を削除する |
| TMPファイルが保留になっている | そのファイルを使っているアプリがないか確認 | 用途を確認せず削除する |
| 特定フォルダーだけ保留になっている | 新しい空フォルダーにファイルをコピーして挙動を比較 | 元フォルダーを先に消す |
| ファイル名に記号がある | 禁止文字(円記号、コロン、スラッシュ、アスタリスク、疑問符、山括弧、二重引用符、縦棒)が含まれていないか確認 | 名前変更前に元ファイルを失う |
| 大きなファイルだけ止まる | サイズと空き容量を確認 | 同期中に何度も移動・改名する |
OneDriveの同期保留の原因が表示されない場合、隠しファイルが関係していることがある。エクスプローラーで「表示」から隠しファイルを表示し、保留中のフォルダー内を確認する。
拡張子を確認したいときは、「表示」→「表示」→「ファイル名拡張子」を有効にする。拡張子を変えてもファイル形式が変換されるわけではないため、名前だけを変更して解決しようとしない。
次の表は、削除を許可する条件ではなく、削除をいったん止めるための確認表である。1つでも「不明」が残るなら、削除ではなくコピーと原因切り分けを先に行う。
| 確認できた状態 | 次の操作 | 判断 |
|---|---|---|
| 作成元アプリが開いている、または用途が不明 | アプリを閉じても元ファイルを残し、別の場所へコピーする | 削除しない |
| Web版OneDriveに同じ内容があり、別の保存先にも複製がある | 同期状態を比較し、原因ファイルを特定する | まず切り分ける |
| ファイルの用途・作成元・必要な複製を確認できない | Microsoftのサポート手順と環境管理者の指示を確認する | 削除しない |
TMPは一時ファイルだが、作成中のアプリが使っている可能性がある。Microsoftが案内している選択肢は、Webから手動アップロードする、別の拡張子に名前を変更する、OneDrive外へ移動する、またはメッセージを削除することだ。
ただし、名前変更や移動で元のプログラムが動かなくなることがある。アプリを閉じても用途が分からない場合は、削除より先にコピーを別の場所へ保存し、元ファイルを残す。
保留の原因が分からないフォルダーでは、新しい空フォルダーを作り、保留中のフォルダーからファイルをコピーする。新しいフォルダーで同期が進むなら、元フォルダー内の隠しファイル、名前、パス長、または特定ファイルが候補になる。
同期が確認できるまで、元フォルダーは削除しない。Microsoftも、同期保留のフォルダーから新しいフォルダーへコピーして状態を比較する手順を案内している。
OneDriveでは、ファイル名やフォルダー名に使用できない文字がある。スペースで始まる名前や、円記号・コロン・スラッシュ・アスタリスク・疑問符・山括弧・二重引用符・縦棒を含む名前は問題になり得る。ファイルサイズ、パスの長さ、同期対象の項目数にも制限がある。
名前を変更するなら、元の名前をメモし、変更後に同期が完了したかを確認する。大量のファイルを一度に移動すると原因が見えなくなるため、少数ずつ試す。
OneDriveの設定で、対象フォルダーが同期対象から外れていないか確認する。個人用アカウントと職場・学校アカウントでは表示されるOneDriveフォルダーが異なるため、別アカウントの場所を操作していないかも見る。
必要なファイルだけを同期する設定や、オンラインのみ・常にこのデバイスに保持する設定も、状態の見え方を変える。容量を空けたい場合は削除ではなく「空き領域を増やす」を先に検討する。
同期保留の表示が残っていても、Web版OneDriveに最新ファイルが存在するなら、PC側の表示だけが遅れている可能性がある。逆にWebにもファイルがなく、元ファイルも開けないなら、操作を続けず復元やサポートを優先する。
この手順はMicrosoftの公開サポート情報を整理したもので、特定の環境での復旧を保証するものではない。重要なデータでは、削除・移動の前に別の保存先へ複製を残す。
同期保留中のファイルを急いで削除しそうなときは、作成元・複製・Web版の状態を一つずつ確認できる欄を手元に残す方法もある。OneDrive・PDF/OCRの削除・移動・変換前の確認をまとめた自主制作シートを用意しているので、収録内容を確認して必要な場合だけ利用してほしい。
ファイルを動かす前の安全確認シート — OneDrive・PDF/OCR対応(300円)
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注: 環境や同期状態によって表示・動作が異なるため、重要なファイルは別の保存先を確保してから確認する。